2025.02.22

[展覧会] 西尾美也「まちばのまちばり」中間成果展 "ぞろぞろ、〇〇の人たち"(3/8-12開催)


アーティスト・西尾美也さんによるアートプロジェクト「まちばのまちばり」の中間成果発表展を開催します。全5回のワークショップの中で生まれた創造性あふれる作品たちをどうぞご覧ください。


服を通じて他者と、まちとつながる展覧会

本展は、アーティスト・西尾美也によるアートプロジェクト「まちばのまちばり」の中間成果発表です。本年度は千葉国際芸術祭2025のプレ企画として、全5回のワークショップを開催しました。まちから集めた服を素材に、各回「〇〇の人」をテーマに、切ったり、貼ったり、縫い合わせたりしながら、参加者たちが工作的な手法による服づくりに挑戦しました。  

会場には、ワークショップを通じて生まれた「〇〇の人たち」が並びます。削ぎ落とすことで新たな美しさを見出す人、まちの形を見つけ、その記憶を縫いとめる人、音を纏いながら歩く人、傷を継ぎ合わせ新たな物語を紡ぐ人、そして他者との関わりしろを服に宿す人。即興的に生まれたかたちが、ぞろぞろと集まり交差しながら関係を生み出していきます。  

服は「ひとりで着るもの」から「誰かと関わるもの」へと変わりました。参加者同士が言葉を交わしながら、まちの風景や人々の記憶が布に刻まれ、つながっていきます。まちばりで仮留めされた布のように、想像力と創造力が交わり、新たな広がりが生まれつつあります。この続きはまだこれから。どうぞ、ご覧ください。 

*まちばのまちばりの活動の様子はInstagramをご覧ください。


開催概要

  • 日時:2025年3月8日(土)〜3月12日(水)10:00〜18:00
  • 会場:ZOZOSTUDIO (千葉県千葉市稲毛区緑町1-16-6)
  • アクセス:JR西千葉駅より徒歩8分、京成みどり台駅より徒歩2分
  • 入場料:無料
  • 協力:株式会社マイキー株式会社ZOZO
  • 問い合わせ先:千葉国際芸術祭実行委員会(043-245-5961)


アーティストプロフィール


Photo by Natsumi Kinugasa

西尾美也(にしお・よしなり)
1982年、奈良生まれ。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授。文化庁芸術家在外研修員(ケニア共和国ナイロビ)などを経て、装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目したプロジェクトを国内外で展開。「六本木アートナイト2014」ではテーマプロジェクトを手がけ、六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館の3ヶ所で古着を再利用した大規模な作品を発表した。ファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」を手がける。


真・動画撮影について

イベントの広報や記録のため、当日、写真・動画撮影を行います。また、報道機関による取材・撮影が入ることもあります。撮影した写真・動画は、千葉国際芸術祭のウェブサイト、SNS、パンフレット等の広報媒体や、テレビ、雑誌等のメディアに掲載される可能性があります。あらかじめご了承いただけますよう、よろしくお願いいたします。

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