2025.05.16
[参加者募集] 第二副都心「千葉市海浜地区プロジェクト」歴史調査ツアー(5/25開催)

千葉国際芸術祭2025に参加しているアーティストグループ「第二副都心」によるアートプロジェクト「千葉市海浜地区プロジェクト」より参加者募集のお知らせです。
以下、アーティストからの呼びかけです。地域の歴史や「生活遺産」に関心のある方、お待ちしています。
第二副都心歴史調査ツアー
アーティストグループ「第二副都心」は、千葉国際芸術祭2025での取り組みの一環として、地元の歴史と「生活遺産」を調査するツアーを開催します。
開催にあたって千葉市の「歴史調査ツアー」の参加者を募集していますので、ご興味のある方は募集要項をご覧の上、お申込みフォームからお申し込みください。
ツアーでは、第二副都心のメンバーと共に稲毛海岸の埋め立て地域などを中心に千葉市の歴史をポイントにしながら、参加者の記憶やそのエピソードにまつわる場所を見て回ります。
募集要項
- 【応募条件】 体力に自信がある方/15歳以上/千葉市にお住まい 又は居住歴のある方
- 【募集人数】 5名
- 【参加費】 無料
- 【集合場所】京成稲毛駅
- 【集合日時】5月25日(日)13:00(終了予定16:30)
- 【チェックポイント(予定)】京成稲毛駅→千葉市ゆかりの家→千葉市民ギャラリーいなげ→稲毛陸橋→稲毛公民館 ※ツアーの途中退場可・小雨決行/悪天候で中止の場合当日10時までに連絡致します
- 【留意事項】調査に適した服装でお越し下さい。/昼食、飲み物は各自ご持参ください。/悪天候などにより中止する場合は前日にメールにて連絡します。
- 【募集締切】5月22日(木)23時59分まで ※定員に達し次第、受付を終了します
申込みフォーム
参加を希望される方は、応募フォームより入力ください
※収集した個人情報は、本アートプロジェクトの運営のためにのみ使用します
生活遺産とは?
【生活遺産】とは、地域の人々の日常の記憶と共に存在する場所のことです。公式の歴史や遺産などの誰かが特別に認定するものではなく、わたし達の何気ない生活にまつわる思い出の場所を指します。
「千葉市海浜地区プロジェクト」とは?
本プロジェクトは、千葉市における副都心的地域、特に検見川浜や稲毛海岸といった埋立地域やその近隣地域を中心に、地域に蓄積された記憶や関係性を扱うことで、現代都市における孤立感や疎外感の緩和を試みることが目的の一つである。急速な都市開発と人口流動のなかで希薄化する地域でのつながりに対し、歴史的・空間的な痕跡を手がかりに再接続を促すことを目指している。
プロジェクトは二つの軸から構成される。ひとつは、地域の方々を中心とした参加者との対話を重視した「歴史調査ツアー」で、生活のなかに埋もれた都市の記憶や変化の過程を探り出し、地域を再解釈し、またコミットしていく。もうひとつは、「観光案内所」をモチーフにした展覧会であり、「レジリエンス」、「寛容」、「癒し」をキーワードとして、調査を元に制作した作品の展示によって、視覚・空間的に地域の記憶を再構成する。
本取り組みは、現代の都市に見られる地域的アイデンティティの喪失や均質化の傾向に対し、個別的な記憶や場所性にも立脚した表現を通じて、他者や都市との新たな関係のあり方を提示しようとするものである。調査・展示のプロセス全体を通して、都市における「癒し」や「許容」、そして「どのような関わりの中から自分たちの地域が創出されていくか」を検討する機会を設ける。地域を見直すまなざしを共有する場として、また、都市に潜む記憶をひらく試みとして、本プロジェクトに多くの視点が交わることを期待している。
アーティスト・プロフィール
第二副都心
2025年1月より活動を開始。アーティストの東條陽太と春木聡を中心としたプロジェクト/アーティストコレクティブ。「副都心」という、「大都市の周辺部に発達し、都心の機能の一部を分担する副次的な中心地区」を指す言葉を足がかりに、さらにその先にある第二の副都心の可能性を表現の中で試みる。
>公式Instagramアカウント
春木 聡
1988年 千葉県千葉市生まれ
東京芸術大学大学院美術研究科修了
これまでの参加型の取り組みとして「東京芸術大学美術部」や「KOTOBUKI meeting」などがある。
東條 陽太
1988年 東京都江戸川区生まれ
東京芸術大学大学院美術研究科修了
千葉市美浜区の埋立地での生活の影響で、文明の痕跡に強い憧れや関心を持つようになる。