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安西 剛

あんざい つよし

1987年、東京生まれ、千葉在住。

東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業、同大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。プラスチック製の日用品や構造物を用い、人間とモノとの関係や、機能と形態の結びつきの恣意性を問い直す作品を制作している。

主な展覧会に、個展「アペルト12 安西剛『ポリ–』」(金沢21世紀美術館、2020)、グループ展「EXTENDED PRESENT – TRANSIENT REALITIES」(ルートヴィヒ美術館、ブダペスト、2022)など。ポーラ美術振興財団の助成を受け、ベルリンのクンストラーハウス・ベタニエンにて1年間滞在制作(2020–2021)。また、ヒューストン美術館主催のCore Residency Program(2015–2017)に参加。

近年は、マイクロプラスチックを題材とした写真やインスタレーションを通して、素材としてのプラスチックと人間の欲望の関係を再考するプロジェクトに取り組んでいる。富士フイルム主催「GFX Challenge Grant Program 2024」Regional Grant Award 受賞。令和6年度 文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業・国内クリエイター創作支援プログラム選出。現在、東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科にて非常勤講師を務める。

過去作

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このアーティストのプロジェクト

Giant Micro Plastic

海浜 エリア
「Giant Micro Plastic」は、私たちの目には見えにくいマイクロプラスチックを、巨大な造形作品として可視化するアートプロジェクトである。 現代社会において、プラスチックごみの問題は深刻化しているが、その中でも特にマイクロプラスチックは、目に見えないがゆえに実感しにくく、議論が後回しになりがちという課題がある。本プロジェクトでは、実際に海岸で採取したマイクロプラスチックをマクロレンズでクローズアップ撮影し、その質感や形状をもとに巨大なペーパークラフト彫刻として再構築する。 このプロセスを通じて、微細なプラスチックが持つ意外とも言える美しさや異物感を強調し、鑑賞者に「見えない問題」としてのマイクロプラスチックを再認識してもらうことを目的としている。 また、市民参加型の取り組みとして、地元の若者やビーチ清掃ボランティアと協力しながら、マイクロプラスチックの採取やワークショップを実施することで、環境問題への関心を深める機会を生み出すことを想定している。本プロジェクトは、アートと環境教育を融合させ、身近な問題を新たな視点から捉える試みである。 【市民参加のかたち】 ワークショップ参加/展示鑑賞
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