タイムラグ・パーク

国道357号線の地下立体化に伴ってできた上部空間に、コンピューターバグを起こしたようなオブジェを設置し、スケーターが技を決める。コンピューターバグは、一種の電磁信号の遅れ=タイムラグである。それらのオブジェ群の中でスケートボーダーがアクロバティックな技を決める瞬間、その空間には時間的・空間的・文化的なバグが立ち現れる。
まちをひらくみち
1970年代初頭、日本にスケートボードが輸入されたころから千葉にはスケーターがいて、彼らのコミュニティ文化は制度的コミュニティとは質を異とする文化を醸成している。スケートボードをはじめとするストリート文化は、常に少年少女の憧れとして存在し、現在まで連綿とつながっている反面、安全性や美観等の観点から公共空間では規制されることの多いことも事実である。
このプロジェクトでは、道路での規制対象として象徴的なスケートボードや壁画を、スケートボーダーだけでない市民同士で共に楽しみ、公共の場をどうシェアしていくのか共に考えることを目的としている。
この街の許容性を少しだけ押し広げ、公共の場のシェアについて考えるきっかけになることを目指す。
【実施プログラム例】
・プロスケーターによるデモンストレーション
・スケボー体験ワークショップ
・壁画ワークショップ
・トークイベントなど
【市民参加のかたち】イベント参加/パフォーマンス参加
スケジュール
・2025年10月下旬〜11月上旬頃 プログラム実施予定
・プロジェクトディレクター 渥美 雅史