Giant Micro Plastic
アーティスト
安西 剛
「Giant Micro Plastic」は、私たちの目には見えにくいマイクロプラスチックを、巨大な造形作品として可視化するアートプロジェクトである。
現代社会において、プラスチックごみの問題は深刻化しているが、その中でも特にマイクロプラスチックは、目に見えないがゆえに実感しにくく、議論が後回しになりがちという課題がある。本プロジェクトでは、実際に海岸で採取したマイクロプラスチックをマクロレンズでクローズアップ撮影し、その質感や形状をもとに巨大なペーパークラフト彫刻として再構築する。
このプロセスを通じて、微細なプラスチックが持つ意外とも言える美しさや異物感を強調し、鑑賞者に「見えない問題」としてのマイクロプラスチックを再認識してもらうことを目的としている。
また、市民参加型の取り組みとして、地元の若者やビーチ清掃ボランティアと協力しながら、マイクロプラスチックの採取やワークショップを実施することで、環境問題への関心を深める機会を生み出すことを想定している。本プロジェクトは、アートと環境教育を融合させ、身近な問題を新たな視点から捉える試みである。
【市民参加のかたち】
ワークショップ参加/展示鑑賞
スケジュール
・2025年7月〜8月 ワークショップ
・2025年9月〜11月 展示
・プロジェクトディレクター 彦根 延代
・プロジェクトマネージャー 佐々木 美佐子
協力
・NPO法人Aqua Dream Project