タイムラグ・パーク
「タイムラグ・パーク」開催レポート!!
2024.11.18

2025年11月3日に開催された「沼田侑香 ✕ Skaters「タイムラグ・パーク」、当初2日に開催予定でしたが、天候により翌日に順延しての実施となりました。
急な開催日変更だったのにもかかわらず、当日はたくさんの方に足を運んでいただき、本当にありがとうございました!


会場となった国道357号上部空間には、アーティストの沼田侑香さんによるインスタレーションが展開。コンピューターバグを起こしたような道路標識や工事看板などの構成物がスケートボードの「セクション(障害物)」となり、それを利用してスケーターたちが次々とトリックを決めていくーー。アーティストの作品とスケーターのパフォーマンスが出会うことで、普段とは全く違った空間が生まれていました。

今回のアートプロジェクトでは3つの体験ワークショップを実施しています。
開催順延により、こどもスケボー試乗体験については予定していたレベルごとのクラスを開くことができなかったのですが、当日会場に来てくれた子どもたちにスケーターの方たちが随時レクチャーをしてくれました。周りに支えてもらいながら一生懸命に不安定なボードに乗ろうとする子、大人顔負けのトリックを繰り出す子。それぞれが見せた表情もまた、あの日、あの空間をつくりあげる大切な要素となっていたのではないでしょうか。


沼田侑香さんによるワークショップも2つ実施されました。
一つは壁画に色付けをするペイントワークショップ。沼田さんが描いた線画を壁に貼り、参加者が思い思いに色を付けていきます。しっかりと線画に沿って色をつける子もいれば、自分の頭に浮かんだイメージを自由に描く子がいたりと、最終的には色とりどりの抽象画のような作品ができあがりました!



もう一つのワークショップ「ピクセルロゴをつくろう!」は、アイロンビーズで好きな色を組み合わせながら千葉国際芸術祭2025のロゴマークである「ち」をつくろうという企画です。色の組み合わせによってがらりと印象の変わる様々な「ち」が生み出されていましたね。


今回のアートプロジェクトを終えてみて感じたのは、国道357号上部空間にはまだまだ色んな可能性がありそうだということ。
本会期に向けて、またここでアートプロジェクトを実施できるよう調整していきたいと思います。