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沼田 侑香

ぬまた ゆか

1992年千葉県千葉市出身。2022年東京藝術大学大学院油画専攻修了。近年ではアイロンビーズ等の素材を用いてコンピューターバグや空間のバグをモチーフとした作品を展開している。主な展示として「現実とエラー」(調布市文化会館たづくり、2025)、「百年後芸術祭」(千葉県市原市、2024)、「クリテリオム100 沼田侑香」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2024)など。その他に、NIKE Jordan Brandでのコミッションワーク作品が渋谷の店舗「World of Flight Tokyo Shibuya」に展示されている。

過去作

過去の作品展示の様子
過去の作品展示の様子
過去の作品展示の様子
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このアーティストのプロジェクト

パラレルワールド

市場町・亥鼻 エリア
本プロジェクトは、「日常のバグ」をテーマにした視覚体験型インスタレーションである。千葉都市モノレールの終点である県庁前駅は都市計画の最盛期に様々な問題で駅の延長を断念し、現在では使われていないホームが存在する。このような街の空白をパラレルワールド的な並行世界として存在する場所として仮定し、インスタレーション形式で再構成する。鑑賞者は普段目を向けない空間に潜む「現実の不具合」に気づき、作品を通して自らの都市認識を問い直す機会を得る。作品の中では使用されていないホームで、来るはずのないモノレールを待つ人々を作り上げる。この人々は事前に募集をかけた市民に実際にホームに立ってもらい、撮影する予定である。現実に存在する人間たちをモチーフにするのも、もう一つの世界線であるパラレルワールドを示唆させるきっかけとなるのではないだろうか。作品内では角度によって像が変化するレンチキュラーパネルの構造を用い、人の存在が角度によって消えるような細工を仕掛ける。社会的には非実用的となった建築空間の再認識と、手つかずの空間による都市の衰退という課題に光を当てることを目的とする。場所の利用者や訪問者に、日常に紛れた非日常を体験してもらうことで、都市と記憶の再接続を目指す。 【市民参加のかたち】展示鑑賞/被写体としての参加
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このアーティストのイベント・展示