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西尾 美也

にしお よしなり

1982年奈良県生まれ。東京都在住。東京藝術大学大学院博士後期課程修了。博士(美術)。文化庁芸術家在外研修員(ケニア共和国ナイロビ)、奈良県立大学地域創造学部准教授などを経て、現在、東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授。装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目し、市民や学生との協働によるプロジェクトを国内外で展開。六本木アートナイト2014ではテーマプロジェクトを手がけ、六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館の3ヶ所で古着を再利用した大規模な作品を発表した。アフリカと日本をつなぐアートプロジェクトの企画・運営のほか、ファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」を手がける。近年は「学び合いとしてのアート」をテーマに、様々なアートプロジェクトや教育活動を通して、アートが社会に果たす役割について実践的に探究している。主著に『装いは内破する』(左右社)、『美術は教育』(現代企画室)がある。

過去作

Pubrobe
NISHINARI YOSHIO,2018-Present, kioku shugeikan “Tansu”, Osaka, Japan | Photo by Toshie Kusamoto
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Back Fabric / Back of Mt. Fuji Installation view: FUJI TEXTILE WEEK, 2021, Former Suruga Bank, Yamanashi, Japan | Photo by Shuhei Yoshida, Courtesy of FUJI TEXTILE WEEK 2021
Pubrobe Installation view: Aichi Triennale, 2016, Aichi Prefectural Museum Of Art, Aichi, Japan | In collaboration with 403architecture [dajiba] | Photo by Yoshihiro Kikuyama
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このアーティストのプロジェクト

まちばのまちばり

西千葉 エリア
千葉の街場で、町のテーラーが活躍する環境をつくるプロジェクト。従来の仕立て屋のように完璧・完成を目指す服作りではなく、まち針で仮留めしたような工作としての自由な服作りで街に貢献する。 ワークショップ「〇〇の人」では、各回異なるテーマで参加者がユニークな服づくりに挑戦。作品に使うのは、まちの中から集めた服たち。ワークショップに4回以上参加すると、特別ワークショップ「オーダーメイドの人」に参加することができ、服づくりを完成させると「まちまちテーラー」に認定。市民アーティストとしてのまちまちテーラーに認定されると、そのユニークな発想・手法をもとに、町の仕事着や個人からの注文など、町の服を仕立てていく。 本会期中に現れるインスタレーション「まちまちいちば」は、まちまちテーラーの仕事場/商品見本市/商談の場である。まちまちテーラーが作った商品が陳列された「巨大な商品棚」のイメージで、観客はその中を巡り、ジャングルジムで遊ぶように、ユニークな商品と触れ合う場を作る。構造体の周りには、足踏みミシンが設置され、まちまちテーラーの仕事場となる。このように、まちまちいちばは、観客が商品やテーラーと出会う場になり、オーダーメイド制作の受注の場となる。 ユニークな服作りと市場は街場に新しい交流を生むだろう。まちまちテーラーとまちまちいちばが千葉のまち針となって、人と人の関係を繋げていく。 【市民参加のかたち】ワークショップ参加/ワークショップ運営/作品制作/素材提供/展示鑑賞
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このアーティストのイベント・展示