まちばのまちばり
まちばのまちばり 第3回「音の人」を2月9日(日)に開催しました!
2025.02.11
今回のテーマは「音の人」。服の動きに応じて生まれる音を楽器のように捉え、音の仕掛けを取り入れた服作りに挑戦しました。
はじめに、西尾さんがテーマについて説明しました。西尾さんが初めて「音の人」のコンセプトに沿って制作したスナップボタンをたくさんつけた服や、大阪市・西成で行ったワークショップで参加者が制作したレジ袋を帯状にカットして縫い付けた服など「音の人」の例を紹介しました。


「音の人」のきっかけとなったのは、スポーツウェアの「シャカシャカ」と鳴る素材のように、服の動きによって発生する音です。スナップボタンは、つけたり外したりするたびに「パチッ」と音が鳴り、マジックテープやファスナーにもそれぞれ独特の音があります。こうした音を雑音ではなく「服が奏でる音」として肯定的に捉えられないかという視点から「音の人」の発想が生まれました。
今回のワークショップでは、シーグラスやそろばん、鍵、キーホルダー、ペットボトルのキャップなど、一見服作りとは関係のなさそうな音が鳴る素材も持ち寄り、試行錯誤しながら制作を進めました。西尾さんは、自身が着ていたニットベストの柄を例に、服に取り付ける素材を楽譜のようにリズムを意識して配置したり、楽器のシルエットを思わせる形に仕立てたりする方法を紹介しました。毎回、テーマに沿った服を身にまとう西尾さん。今回の装いも、参加者たちの注目を集めました。



ファシリテーターを務めるスタッフも、ボール盤で穴を開けたり、金属を糸鋸で切ったりしながら、フル回転で制作をサポート。初めて参加する人も、継続参加の人も、それぞれが自由に発想を広げ、より大胆な表現に挑戦していました。




最後は、自身が制作した服を着て合奏に挑戦。服の動きに合わせて鳴る音の仕掛けを楽しみながら、会場を歩いたり、列になって順番に音を鳴らしてみたり、それぞれの音を確かめ合いました。







参加者同士がセッションを重ねるように影響を与え合い、回を追うごとに、服の捉え方がより自由になっていく。その変化を実感するワークショップとなりました。