まちばのまちばり
まちばのまちばりの第4回目となるワークショップを2月15日(土)に開催しました!
2025.02.21

2025年2月15日(土)に開催されたまちばのまちばりワークショップのテーマは「かさぶたの人」。過去3回のワークショップで切り取られた服を、かさぶたのように再生することに挑戦しました。
西尾さんからは、切り取られた部分を元の形に戻す方法と、新しい形を加えて自由にアレンジする方法が示されました。第1回の「パッチワークの人」では、正方形の布を組み合わせる手法を用いましたが、今回はより自由な形をつなぎ合わせる方法も紹介されました。

まず、参加者は引き算された土台の服を選び、どのように再生するかを考えました。方向性が定まったら、西尾さんとの面談で、その方法を選んだ理由を伝えます。西尾さんからは、選んだ方法に意味を持たせることの大切さと、物語を込めることで必然性が生まれるというアドバイスを受けました。

面談を経て、参加者はいよいよ制作に進みます。火傷や水ぶくれをイメージした膨らみの表現や再生の途中で生じるバグのような現象の活用、たくさんの袖を魚の鱗のように縫い付けてボリュームを加える工夫など、それぞれが独自の物語を込めたアイデアを形にしていきました。





完成後は、一人ひとりが作品の意図を発表し、参加者同士で共有しました。そして、西尾さんがまとめとして、誰かが切ったものを受け取り、それに自分のアイデアを加えていくプロセスこそが今回の醍醐味であると語りました。ただ元の形に戻すのではなく、なぜこのように切り取ったのかを想像しながら物語を紡ぐことで、個々の発想が重なり合い、一人では生み出せなかった創発的なデザインが生まれました。これらのアイデアを共有し、今後の服作りに活かしていきます。




最後に西尾さんは、ワークショップを重ねる中で増えていく切られた服を、新しい服へと再生する「かさぶたの人」が、この活動の中でとても大切だと結びました。

このレポート・コラムのプロジェクト
「まちばのまちばり」の他のレポート・コラム
まちばのまちばり 第7回ワークショップ「よごれた人」開催レポート
まちばのまちばり
まちばのまちばり


「まちばのまちばり」、本会期のワークショップ「〇〇の人」がスタート!
まちばのまちばり
まちばのまちばり


中間成果発表展「ぞろぞろ、〇〇の人たち」開催レポート
まちばのまちばり
まちばのまちばり


まちばのまちばりの5回目となるワークショップを開催しました
まちばのまちばり
まちばのまちばり


まちばのまちばり 第3回「音の人」を2月9日(日)に開催しました!
まちばのまちばり
まちばのまちばり


まちばのまちばり 第2回「ちばしの人」を開催しました!
まちばのまちばり
まちばのまちばり


千葉国際芸術祭2025 プレ企画「まちばのまちばり」ワークショップがスタート!
まちばのまちばり
まちばのまちばり

