2024.12.19

[イベント]西尾美也「まちばのまちばり」(2月開催)

テーマに沿ってユニークな服づくりに取り組むワークショップを開催します。大人も子どもも、そして裁縫の経験がない方も気軽に参加できるプログラムです。ぜひ奮ってご参加ください。


人と人とを繋げる服をつくるテーラーになろう!


自由な発想で工作のような服づくりに取り組む全5回のワークショップです。各回異なる「〇〇の人」をテーマに、音が鳴る服をつくったり、破れた形を活かしてリメイクしたり、生き物の身体をヒントにデザインするなど、ユニークな服づくりに挑戦します。ミシンやハサミはもちろん、会場にある珍しい道具やマシーンもつかって、「切る」「貼る」「つなげる」といったまち針で仮留めしたような工作的な手法を学びます。作品につかうのは、まちの中から集めた服たち。各回、色や形、大きさやパーツも異なる素材を自由に使い作品をつくり上げます。
もちろん裁縫やものづくりの経験がなくても大歓迎!講師の西尾さんと、ものづくりが好きなスタッフがみなさんの洋服づくりをサポートします。


各回のテーマ

第1回 引き算の人/パッチワークの人
日時:2025年2月1日(土)13:00 - 16:00
服から生地を切り抜いて、穴あきをデザインの手法にしながら、服の軽量化をしてみよう。また、切り抜いた生地をつなぎ合わせて、パッチワークの服をつくってみよう。

第2回 ちばしの人
日時:2025年2月2日(日)11:00 - 16:00
みんなでまちを散策して「まちの形」を発見し、その形を縫ったりプリントして、まちを表現してみよう。また、千葉市の紋章も分解して「形」として利用してみよう。

第3回 音の人
日時:2025年2月9日(日)13:00 - 16:00
楽器としての服をつくってみよう。それを身につけてみんなで合奏してみよう。

第4回 かさぶたの人
日時:2025年2月15日(土)13:00 - 16:00
切られた服を土台に、傷ついたあるいはなくなった部分を自由な想像力で再生してみよう。

第5回 のりしろの人
日時:2025年2月16日(日)13:00 - 16:00
自分の服に、他者を迎え入れるための、関わりしろを生やしてみよう。新しい生き物になったつもりで、恐竜の背びれや、猿の尻尾、羽衣や翼などを参考に、自分ならではの関わりしろの形を考えてみよう。


Photo by Yukiko Kikuchi

Photo by Tada (YUKAI)

Photo by Yukiko Kikuchi

Photo by Yukiko Kikuchi

各ワークショップ後は、みんなでそれぞれの作品を紹介しあったり、実際に身につけてまちのなかを散歩したり、いつもと違った装いでまちや人と関わる体験をしてみます。

また、全5回の中で生まれた皆さんの作品は、後日、西千葉エリアで展示予定です。


Photo by Yukiko Kikuchi

開催概要

●会場
西千葉工作室(千葉県千葉市稲毛区緑町2-16-3 萩原ビル1階)地図

●日時 
第1回 2025年2月1日(土)13:00~16:00
第2回 2025年2月2日(日)11:00~16:00(*)
第3回 2025年2月9日(日)13:00~16:00
第4回 2025年2月15日(土)13:00~16:00
第5回 2025年2月16日(日)13:00~16:00

※好評につき、各回全て満席となりました。現在新規お申し込み及びキャンセル待ちの受付を停止しています。
※全5回/単発の参加も可能です。
※荒天や公共交通機関の運休などの場合は中止になることがあります。

●対象
小学3年生以上~大人

●定員
各回10名

●参加費
無料

●申込方法
各回申し込み先着順。単発での参加も大歓迎です。
本ページ下部にあるフォームよりお申し込みください。

●持ち物
(*)第2回のみ昼食をご持参ください。
裁縫道具は会場に準備されていますが、使い慣れたものがあればご持参ください。

●その他
ワークショップで制作した服は、千葉国際芸術祭2025のプレ会期および本会期にて展示します。お預かりした作品のご返却については、別途ご案内いたします。

Photo by Kenta Kawagoe

本ワークショップは千葉国際芸術祭2025において西尾美也さんが取り組むアートプロジェクトの関連プログラムです。

ワークショップに4回以上参加された方は、特別ワークショップ「オーダーメイドの人」に参加することができ、服づくりを完成させると「まちばのテーラー」に認定されます。まちばのテーラーに認定された方は、本会期に向けて、そのユニークな発想・手法をもとに、まちのお店や個人からの注文を受けて、仕事着などの服を仕立てていきます。ユニークな服は街場に新しい交流を生み出し、まちばのテーラーが千葉のまち針となって、人と人との関係を繋げていきます。


2025年度も、さまざまなテーマで「まちばのまちばり」のワークショップを開講予定です。

テーマの例:カモフラージュの人/まちがえた人/よごれた人/色の人/ファスナーの人/ボタンの人/ポケットの人/カーテンの人︎/ペットの人/……


アーティストプロフィール

Photo by Natsumi Kinugasa

西尾美也(にしお・よしなり)
1982年、奈良生まれ。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授。文化庁芸術家在外研修員(ケニア共和国ナイロビ)などを経て、装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目したプロジェクトを国内外で展開。「六本木アートナイト2014」ではテーマプロジェクトを手がけ、六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館の3ヶ所で古着を再利用した大規模な作品を発表した。ファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」を手がける。


会場情報

西千葉工作室
ものづくりのための道具・スペース・アイデア・スキルをシェアするまちの工作室です。木工・洋裁・電子工作などの道具や、3Dプリンタやレーザー加工機などのデジタルファブリケーションなど、様々なものづくりの設備を備え、生活者が「つくる」「なおす」「つくりかえる」という行為を通じて暮らしや活動を自らの手でアップデートすることをサポートしています。https://nishichibakosakushitsu.com/


協力

株式会社マイキー
https://mikey-inc.jp/


ファシリテーター協力

西千葉工作室のみなさん


プロジェクトディレクター:西山芽衣
プロジェクトマネージャー:両見英世
プロジェクトコーディネーター:永嶋千春


お申込みフォームはこちら

満席のため、現在新規お申し込み及びキャンセル待ちの受付を停止しています。


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